[メイン] カガリガリ : x5 3d6 #1 (3D6) > 7[1,1,5] > 7 #2 (3D6) > 12[3,4,5] > 12 #3 (3D6) > 8[1,2,5] > 8 #4 (3D6) > 11[2,4,5] > 11 #5 (3D6) > 8[4,1,3] > 8

[メイン] GM : 準備がよろしければ教えて下さい

[メイン] 酒井光宗 : 教える

[メイン] GM : では…出航ですわ~!!!

[メイン] 酒井光宗 : 出航だァ~~~~!!!!

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : あなたは休日のある日遊園地へと訪れます。

[メイン] GM : その遊園地は最近出来たばかりの新しい遊園地で多くの人達が遊びに来ていました。

[メイン] GM : 「海」をテーマとしたその遊園地はイルカ等の海の生き物たちのモチーフがたくさん飾られております。

[メイン] GM : あなたがその遊園地を堪能していたその時、

[メイン]   : 「早くここから出て!!じゃないと大変な事になってしまうわ!!」

[メイン] 少女 : と、切羽詰ったような声で1人の女の子が話しかけてきました。

[メイン] 酒井光宗 : ペンギンはどこだろう───と、呑気に考えていた光宗の前に
切羽詰まったような声で出る事を急かす少女が現れる。

[メイン] 酒井光宗 : 「!? な……い、一体どうしたんですか?」
あまりに突然の事、それゆえに背中を押されたかのようにすぐに走り出しここから出る事ではなく
光宗は少女に対して動揺しながらも、事情を聴く事を優先した。

[メイン] 少女 : 「とにかく、早くこの遊園地から出て!時間がないの!」
光宗の質問に答えることなく、出口の方へ走っていく。

[メイン] 酒井光宗 : 「えっ!? ちょ、ちょっと……!」
周囲に視線を送りながらも、事情を聴く為にも
少女の言う事に従い、出口へと自分も駆け出す。

[メイン] 酒井光宗 : 突然ふりかかる非日常、異常事態。
ペンギン目的に遊園地に足を踏み入れた光宗だが───これが初めてではない、が……
たとえどれだけ経験しようと、突然ふりかかる異常事態には慣れない。

[メイン] GM : 少女を追いかけると出口の前のところで少女に追いつきました、少女と共に外へ出ようとすると、突然の眠気に襲われます。

[メイン] GM : 耐えようともがいても瞼は閉じてしまうでしょう。
あなたは深い眠りに落ちました。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : あなたは深い眠りにつきながら何かが囁くような声を聞きます。

[メイン] GM : <聞き耳>どうぞ!

[メイン] 酒井光宗 : ccb<=80 聞き耳 (1D100<=80) > 98 > 致命的失敗

[メイン] 酒井光宗 : 俺はファンブルを出したぞ

[メイン] GM : 耳を澄ましますがわかりませんでしたね

[メイン] GM : 目を開けようと力を入れても開かない瞼。
あなたは再び深い眠りにおちました。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : あなたが目を覚ますと、何も見えない暗い空間にいることがわかります。
一瞬、まだ夢の中なのかと思うが、足に冷たい感覚があり、夢じゃないことがわかりました。SANc(0/1d3)

[メイン] 酒井光宗 : ccb<=55 SANc (1D100<=55) > 68 > 失敗

[メイン] 酒井光宗 : 1d3 (1D3) > 3

[メイン] GM : 靴や靴下は無くなっています。
荷物についてもポケット等に入っている物以外は無くなっています。

[雑談] system : [ 酒井光宗 ] SAN : 55 → 52

[メイン] 酒井光宗 : 「……? ……あっ……!?」
目を何度も擦りながら、重たい身体を起こそうとした途端
想像以上に軽い身体に驚き、周囲を見渡す。荷物は見つからない。

[メイン] 酒井光宗 : 頭を掻きながら、目を凝らしてもどうやっても見つからない
せっかく持ってきたペンギンのぬいぐるみもなくなったようだ。

[メイン] 酒井光宗 : ポケットの中の荷物はあるということでスマホは持ってますか?
持ってる場合は圏外かどうか調べます

[メイン] GM : 持っていますね
電波が入らないことがわかります

[メイン] 酒井光宗 : 「ッ……」
初めてという事ではない、電波が繋がらない異空間に迷い込んだ事は過去に一度ある……が、それも随分前で
気持ちを入れ替え、前向きに進み始めた光宗にとってそれは、何故またそんな異空間に迷い込んだかがわからなかった。

[メイン] 酒井光宗 : 「……! そうだ……さ、さっきの女の子!」
再び、周囲に視線を送る。

[メイン] GM : 周囲は真っ暗ですね
<幸運>どうぞ!

[メイン] 酒井光宗 : ccb<=55 幸運 (1D100<=55) > 79 > 失敗

[メイン] 酒井光宗 :
  パー
俺は失敗を出したぞ

[メイン] GM : 壁がある事は分かったが、他には何もわかりませんでした。
すると、突然地震のような強い揺れがあなたを襲います。SANc(0/1)

[メイン] 酒井光宗 : ccb<=52 SANc (1D100<=52) > 25 > 成功

[メイン] 酒井光宗 : 「うわっ……!?」
刃牙で末堂が独歩から教えてもらったサンチンだったか何かみたいに
内またになりながら、壁に手をついて何とか揺れに耐えようとする。

[メイン] GM : 揺れが収まった頃、周りが明るくなりました。どうやら電気がついたようです。

[メイン] GM : 部屋の中には木製の机とイスがそして本がいくつか置いてあることが分かります。
先程の少女はいないようです。

[メイン] 酒井光宗 : 「うっ……電気……?」
思わず明るくなり、目を閉じ
おそるおそる目を開ければ、机と椅子、そして本を確認する。

[メイン] 酒井光宗 : 「さっきの……女の子はいない……」
冷や汗を垂らしながら、段々と現実的に自分がどういう状況に置かれているかを
実感し始める。

[メイン] 酒井光宗 : (「早くここから出て!!じゃないと大変な事になってしまうわ!!」……
 あの子は、これをわかっていた……?)
そう思考で、不気味な状況を紛らわしながら
他に何かないかを探し始める。

[メイン] GM : また、部屋の右横に扉がある事がわかります。

[メイン] 酒井光宗 : 「……! 他にも部屋がある……
 窓は……」
窓はありますか!

[メイン] GM : 窓はないですね

[メイン] 酒井光宗 : 机に手を置いて、しばらく俯く。
現実を実感した分、重たく圧し掛かる。
だが、ハッキリとしている事は……動かない事には始まらないという事だ。

[メイン] 酒井光宗 : (あの子の事も心配だ……
 正直尻込みしちゃうけど…あの扉以外に、出入りできる場所は……ないな)
と、扉を開く前に、机の上に置かれている本をちらっと調べます。

[メイン] GM : その本には、あなたが中学生の時に習った「人称代名詞」の表が書いてあることがわかります。

[メイン] 酒井光宗 : 「……? これは……誰かが勉強中だったのかな……?」
そう思いながらも、まずは目の前にある扉を開く事を優先する。
今は頭の片隅に置いておきながら……。

[メイン] 酒井光宗 : 扉を開こうとします

[メイン] GM : 扉は木で出来ていることがわかります。鍵穴等は無いのに開きません。扉の上の方に丸い凹みとその上にハートマークがついていることがわかりました。

[メイン] 酒井光宗 : 「……開かない……」
扉の上の丸い凹みとハートマークを見て、まるでゲームのように
ここに何かを嵌めればいいんじゃあないか? と光宗は考えながらも
ではその『何か』が検討がつかない為に、一旦机の方に戻る。

[メイン] 酒井光宗 : 「……何かがあるとするなら、この本の中に……とか、しかないな……」
考え込みながら、先ほどちらと確認した本の方に寄っていき。

[メイン] 酒井光宗 : 本に目星振ります

[メイン] GM : どうぞ!

[メイン] 酒井光宗 : ccb<=80 目星 (1D100<=80) > 4 > 決定的成功/スペシャル

[メイン] 酒井光宗 : 俺はクリティカルを出したぞ!

[メイン] GM : 以下のことが英語で書かれてあります。
・満ちてはかけて、ただそれだけ。
・昼はあなたに負けてあなたが煌めき、夜は私が勝って私が輝く
・彼と私と彼とあなた、どちらも綺麗。彼に映る私は黄色。

[メイン] GM : また、扉の右側に長方形の少し色の違う場所がある事が分かります。
それは開けることが出来るようです。

[メイン] 酒井光宗 : なんとか英語を読み終えると、光宗は思慮に耽ろうとする。

[メイン] 酒井光宗 : (満ちてはかける……昼はあなたに負けて……煌めく?
 …………なんだろう?)
そう考えながら、ふと視線を移せば扉の右側の色の違う場所に気づく。
だがそちらへと寄る前に、机の方ももう少し調べる。

[メイン] GM : さらに、机の上に茶色く汚れた紙と青い万年筆が置いてあることがわかります。

[メイン] GM : 青い万年筆にイルカの模様が描かれていることが分かります。
そして『A.M』と書かれています。

[メイン] 酒井光宗 : 「? これは万年筆……イルカ、か」
先ほどの遊園地で、イルカを見た分か
妙に脳裏に印象的に焼き付く。そしてチラと、視線を動かすと。

[メイン] 酒井光宗 : 「……『A.M』……?
 ……午前、の事かな……? それとも……
 誰かのイニシャル…?」
と思いながら、茶色く汚れた紙の方も手に取ってみてみる。

[メイン] GM : ・紙に書いてあること
皆いなくなっちゃった
家族も友達も。何も出来なかった
ひとりぼっちになってしまったのは、きっと
私への罰なんだ

[メイン] 酒井光宗 : 「ッ……!」
紙をひらりと手から落として、冷や汗がひとなすりする。

[メイン] 酒井光宗 : 「───……」
光宗も、もしかするとそんな未来があったかもしれない。
彼は過去に兄弟を一人亡くし、それをきっかけに家庭崩壊を起こしかけただけでなく
友達もロクにできなくなった身であるからだ、今はそんな頃とは真逆だけれど

[メイン] 酒井光宗 : 過去はある。記憶は残る。
だからこそ、他人事ではないその文面に背筋を凍らせ
同時に───悲しんだ。

[メイン] 酒井光宗 : 「…………」

[メイン] 酒井光宗 : 「…………」
万年筆と、そしてひらりと床に落ちた紙をポケットへと押しこめば
そのまま扉の横にある「色の違う場所」を調べる。

[メイン] GM : 開けると、「青」「赤」「黄」の玉がひとつずつ入っています。
<目星>できますね

[メイン] 酒井光宗 : ccb<=80 目星 (1D100<=80) > 42 > 成功

[メイン] GM : 玉の大きさが、扉の凹みぴったりと合うサイズだということがわかります。

[メイン] 酒井光宗 : 「はは…まるで信号機だな……って青はこんな青色じゃなかったな…」
と気をまぎれさせるように、そう呟きながらも玉の大きさと
すぐ横の扉の凹みを見て、ぴったりと合致する事に気づく。

[メイン] 酒井光宗 : 「……! もしかしてこれが鍵!? けど……」

[メイン] 酒井光宗 : 凹みは一つだけ?

[メイン] GM : そうですね

[メイン] 酒井光宗 : 「……凹みは一つだけ……それに色も違う……
 じゃあこれは、どれかが正解で……それ以外はハズレって事かな?」

[メイン] 酒井光宗 : 「……この凹みの上にあるハートマーク……
 これは、愛してる、とか……そういう事、かな……?」

[メイン] 酒井光宗 : 色が好き……というか、もっと深い意味があるのだろう
でもそれを解く鍵はどこにあった───……万年筆が青いから青?
きっとそんなことじゃない、確かもっと決定的なものがあったはずだ。

[メイン] 酒井光宗 : 「……あっ……」
踵を返し、先ほど調べた本の内容を見る。

・満ちてはかけて、ただそれだけ。
・昼はあなたに負けてあなたが煌めき、夜は私が勝って私が輝く
・彼と私と彼とあなた、どちらも綺麗。彼に映る私は黄色。

[メイン] 酒井光宗 : 「……彼に映る私は黄色
 この本の詳しい内容は、わからないけど……これじゃあないのかな……
 昼に負けて、夜に輝く……そして黄色……」

[メイン] 酒井光宗 : 「そして丸い球体……」
黄色い玉を取る。

[メイン] 酒井光宗 : 「……"月"って、事かな……
 そして……じゃああなたっていうのは……太陽、ってことか」
そう自分に納得させるように呟きながら、黄色の玉を手に取り。

[メイン] 酒井光宗 : 黄色の玉を扉の凹みにはめます!

[メイン] GM : 扉の凹みに黄色の玉を入れると、「ガチャッ」という音が聞こえ、鍵が開きました。
扉を開けることができます。

[メイン] 酒井光宗 : 「…………ふぅぅぅぅ……よかった……開いた……」
と、深く安堵するが、すぐに気を引き締める。
そもそも自分の置かれた状況は異常である事だ。なぜ睡魔に襲われ、気づけばここにいたのか? それすらもわからない
だからこそ本能が冷静になれと囁いたのだろう、いや、あるいは恐怖に勝る好奇心だろうか?

[メイン] 酒井光宗 : この扉を開いた先が何なのかわからない、けれど開いた事に安堵し
まるで自分の家の扉のような感覚で開こうとする自分自身に、不信感すら芽生える……が
復唱する。進むしかない。

[メイン] 酒井光宗 : 光宗は、扉を開いた。

[メイン] GM : 扉を開けると、その先は淡い青色に包まれた広い部屋でした。
右側には鉄の扉が、左側には白い扉が、正面には黄色の扉があり、部屋の中央にはイルカの像がある事がわかります。

[メイン] GM : 探索前に<POW*5>で判定どうぞ!

[メイン] 酒井光宗 : ccb<=55 POW拳5倍だ! (1D100<=55) > 15 > 成功

[メイン] GM : なにも

[メイン] 酒井光宗 : ゾッ

[メイン] 酒井光宗 : 目の淵から今にもなだれ込むような、青、青、淡い青
そこは遊園地や、後は水族館で見たような、そんな空間であった
何故か、妙に息苦しさも感じてしまうようなそんな……

[メイン] 酒井光宗 : 扉は三つ。
だがまず目に入ったイルカの象に近づく。

[メイン] 酒井光宗 : 万年筆を取り出し、同じイルカだ……と呟きながら。

[メイン] 酒井光宗 : イルカの象に目星できますか!

[メイン] GM : どうぞ!

[メイン] 酒井光宗 : ccb<=80 目星 (1D100<=80) > 43 > 成功

[メイン] GM : 赤い瞳をしたイルカの像です。よく見るとその瞳は取ることが出来そうです。
お腹の辺りにプレートがあり、「正しいものに」と書かれています。
口は固く閉じられています。
プレートをよく見るとその裏に小さく「宝物は」と書いてあることが分かりました。
それ以外は何もなく、指で書けるようです

[メイン] 酒井光宗 : 「……正しいものに、か……
 それに……宝物は? 宝物は……正しい物に、って事?」
そう思いながら、瞳に手を伸ばそうとするが……赤いイルカの瞳と見つめ合ってる内に
背筋が凍りそうな感覚に陥り、そっと手を腰の方に戻す。

[メイン] 酒井光宗 : じっと同じ方向を見つめるその赤い瞳から目を逸らし
周囲の扉をぐるりと一瞥する。鉄、白、そして黄色……。

[メイン] 酒井光宗 : 人というものは、縁のあったものを選びがちだ
あるいはそれとは大きくかけ離れたものをあえて選ぶぐらいだろう。

[メイン] 酒井光宗 : 光宗は「黄色」と縁ができた為、正面の黄色い扉へと近寄る。

[メイン] GM : 鍵がかかっているようです。

[メイン] 酒井光宗 : 「! またか……ということは、鉄の扉か……白の扉……」
こんな淡い青い空間でも、ハッキリと鉄の色と白の色を主張する扉を見ながら
ゴクリと生唾を呑み込むと、まるでグラデーションのように黄色の方からふらりと、白い扉の方へと向かう。

[メイン] GM : 鍵は特にかかっていないようです。上の方にカーテンのついた小窓がついていることがわかります。

[メイン] 酒井光宗 : 「鍵は……かかってない……」
しかしこの扉の奥もわかったものではない、何があるのか……
それに、あの少女といまだ再会できていない。あるいはあの少女が自分を閉じ込めたのか? そう疑心暗鬼も募りそうになるが首を横に振ろうとすると

カーテンのついた小窓に気づいた。

[メイン] 酒井光宗 : 前の部屋にあった椅子をつかって、小窓から中を見れますか?

[メイン] GM : 椅子を使わずとも見ることはできますね

[メイン] GM : たくさんの本が敷き詰められていることがわかります。
ここは書斎のようだとあなたは思います。

[メイン] 酒井光宗 : 「へえ……」
思わず感心してしまうが、それどころではない状況だという事を再認識し
自分の頬を軽くぺちっと両手で叩いて気合を入れ直せば、今度は鉄の扉の方を見る。
白い扉に入る前に、こちらも一応確認しておいてもいいだろう、そう思ったからだ。

[メイン] 酒井光宗 : 「けれど見るからに、こっちは絶対ロックがかかってそうだよなぁ…」
と偏見を持ちながら、鉄の扉に近づいていく。

[メイン] GM : 鍵がかかっていることがわかり、上の方にカーテンのついた小窓があることもわかります。

[メイン] 酒井光宗 : 「こっちにも……そういえば黄色い扉にはなかったな……
 あっちには何があるんだろう……」
そう思いながら、鉄の扉についた小窓に向き直る。

[メイン] 酒井光宗 : 「……」
怖いゲームだと、こういういかにもな扉の向こうがいかにもな事になってそうで
少々身震いするが……見る分には大丈夫だろう、そう言い聞かせて

[メイン] 酒井光宗 : 光宗は鉄の扉の小窓から中を覗こうとする。

[メイン] GM : 鎖につながれた黒い物体が見えます。それは人ならざるもの、目は潰れて黒く、全身に鱗のようなものが光っている、鎖を切ろうと一心不乱に這いずりもがくものに、あなたはただならぬ恐怖を感じます。SANc(1/1d6)

[メイン] 酒井光宗 : ccb<=52 SANc (1D100<=52) > 92 > 失敗

[メイン] 酒井光宗 : 1d6 (1D6) > 6

[メイン] GM : <アイデア>どうぞ!

[メイン] 酒井光宗 : ccb<=40 アイデア (1D100<=40) > 29 > 成功

[メイン] GM : 1d10 (1D10) > 3

[メイン] GM : 3 肉体的になヒステリーあるいは感情の噴出(大笑い、大泣きなど)。

[メイン] 酒井光宗 : 「っ……うっぷっ……!?」
その異形を見た途端に、小窓から飛び退くのにしくじり尻もちをついた光宗は
顔面を真後ろの白い扉と同じぐらい白くなりそうな感覚に陥りながら

[メイン] 酒井光宗 : 何度も呼吸を繰り返す、繰り返す
繰り返す、繰り返す、繰り返す、繰り返す
確認する、自分は呼吸をしている、生きている?
あれは何だ? あの異形を目の当たりにして、生きている?
自分はまだ生きている? 心臓は取られていないようだ
大丈夫 生きている 僕はまだ……僕はまだ……

[メイン] 酒井光宗 : 「ッ───はっ……

 ハハハハハハハハハハハッッッッッ!!!」

[メイン] 酒井光宗 : 現実と狂気の間で揺れた光宗は、不安定な中で
確実たる「生」を感じた途端に、その喜びからか大笑いを始める。

[メイン] 酒井光宗 : 「ハハハハハハハッッッ! ハハハハハハ!!!
 ア"ァアアアア────ハハハハハハッッッッッ! ハッ…
 ゲホッ……ウグッ……! ゲホッ! ゲホッ!」

[メイン] 酒井光宗 : 狂気的なほどの喜び、いやもはやヒステリーだろう
いや、事実ヒステリーを起こしている。
大笑いを起こしながらも、途中途中むせて咳き込む。

[メイン] 酒井光宗 : それは、おそらく秒ではなく、何分も続いた。

[メイン] GM : どこからか、聞いたことのあるような、ないような、そんな声が聞こえます。
その声は啜り泣いているようにも聞こえるし、歌っているようにも聞こえます。
その声を聞くと、あなたは落ち着きを取り戻します。

[メイン] 酒井光宗 : 「はっ……はっ…………‼‼
 …………あっ……」
床に垂れた自分の脂汗、そして涙、涎を見ながら
           カラダ
光宗はその声が、光宗を現実へと帰還させてくれた。

[メイン] 酒井光宗 : 「…………何をやっているんだ、僕は……」
鉄の扉、そこについた小窓は覗かない。そしてその扉の向こう側へは
行かない、行きたくもない……しかしただならぬ恐怖と発狂の後に冷静になった光宗は……
あれが鎖を切ろうとしている事実をも呑み込み

[メイン] 酒井光宗 : おそらくだが、もたもたしていればあれが自力で……と脳裏をよぎり
急いで白い扉の方へと振り返る。

[メイン] 酒井光宗 : 「悠長な事をしている場合じゃない……
 僕はこんな所で死ぬわけにはいかないんだ……」
笑い声は向こうに聞こえていたのか、聞こえてなかったのか
だが結局僕は標的にされるかもしれない、……けれどむしろ見て、よかったとも言える

[メイン] 酒井光宗 : どうせ、最初の部屋で待っていても飢え死にするのを待つしかないし
一縷でも希望が見えるのなら、化け物が襲い掛かってくるかもしれない状況の方がマシだし
それに……それに……

[メイン] 酒井光宗 : ……

[メイン] 酒井光宗 : これより先は、人として言っちゃあいけないことだろうが
それは、探索者の持つ「好奇心」
光宗の理性はそれを少しだけしまい込み、白の扉を開きに行った。

[メイン] GM : 白い扉の部屋に入ると壁一面に本が詰め込まれており、あなたが圧迫感を感じるほどです。
部屋の両端には箱が置いてあります。

[メイン] 酒井光宗 : 「うっ……こんなに本がいっぱい……」
大きな図書館には行った事はないが、狭い図書館でもここまで圧迫感は感じない
いや正確には圧倒されない、というべきか

[メイン] 酒井光宗 : 歩を進めようとすると、両端に箱が置いてあるのに気づく。
最初の部屋でしたように、躊躇なく光宗は箱を調べようとする。

[メイン] GM : 右側の箱には青色の星マークがついており、左側の箱には緑色の星マークがついています。
その箱2つとも箱の上に紙が貼っており、
「正しい方を開けろ」
と書いてある。

[メイン] 酒井光宗 : 「な……なんだこれ……正しい方……?
 もしかしてこれって……最初の部屋で、扉を開けるように……
 正しい色を選べ、って事か……」

[メイン] 酒井光宗 : 目星できる場所はありますか?

[メイン] GM : 壁の本にできますね

[メイン] 酒井光宗 : 壁の本に目星します!

[メイン] GM : どうぞ!

[メイン] 酒井光宗 : ccb<=80 目星 (1D100<=80) > 7 > スペシャル

[メイン] 酒井光宗 : すんげェ~~~!!!!

[メイン] GM : 壁一面の本から紙切れが挟まっている本を見つけます。
また、それとは別に不思議な本を見つけました。

[メイン] 酒井光宗 : 「ん……」
探索者としての勘か、好奇心が目を惹かれた不思議な本とは別に
偶然にも、紙きれが挟まった本を見つけ、それを両方手に取る。

[メイン] GM : 紙切れが挟まった本には特にめぼしい情報はありませんね

[メイン] GM : 紙切れの内容
お母さんがくれたあれは私の宝物。
私の目と同じ色。大好きな色。

[メイン] 酒井光宗 : 「……お母さんがくれた、宝物……か
 宝物……宝物……!」
万年筆を取り出し、その青色を再確認する。
その青色が瞳にこべりつくぐらいに。

[メイン] 酒井光宗 : 「……けれど、月と違って丸くもないし
 あれは星型だ……青と星型……ううん……?」

[メイン] 酒井光宗 : そう唸りながら、不思議な本の方に目をやります。

[メイン] GM : きらきらした感じの本ですね

[メイン] 酒井光宗 : 「……もしかしてこれが宝物とか、いやまさかね……」
まるで『デルトラ・クエスト』みたいだ、と妙に懐かしい事を呟きながら。

[メイン] 酒井光宗 : 探索者としての好奇心か、躊躇もなくその本を開いた。

[メイン] GM : 以下の内容が書いてあります
正解は一つ。一つしかない。
開けれるのは一つ。
あの子の大好きな色だけ。

[メイン] 酒井光宗 : 「……っ!?」
ぴくっ、と背筋を凍らせる。
なんでこんな偶然にも、いやこれは必然か? 何故……一体何者かはわからないが、あの子の大好きな色を探ろうとしてるのがわかるんだ?

[メイン] 酒井光宗 : だが、とにかく今出揃った情報を整理しても
『縁』の欠片もない。やはり本当に『青』なのだろうか……?

[メイン] 酒井光宗 : ……本当にそうか?

[メイン] 酒井光宗 : 何か決定的な事を見落としてるんじゃあないのか?

[メイン] 酒井光宗 : だから僕は───記憶を遡る。
そう、それは……

あの遊園地で少女に出会ったところまで遡るほどに。

[メイン] 酒井光宗 : 遊園地で出会った少女の目の色を思い出したいです

[メイン] GM : <幸運>か<アイデア>ですかね

[メイン] 酒井光宗 : ccb<=55 幸運の方が高いから幸運 (1D100<=55) > 10 > スペシャル

[メイン] 酒井光宗 : こわい

[メイン] 少女 : 白のような銀のような色の髪を持ち、緑色の瞳をしています。
そして、綺麗な青い服を着、首には水晶のネックレスをしています。

[メイン] GM : ということを思い出しましたね

[メイン] 酒井光宗 : 「…………縁、色……」
あの時、声をかけてきて
僕を出口の方へと急かした少女の瞳の色は、縁だった、綺麗な、綺麗な、緑色。

[メイン] 酒井光宗 : だが、何故そんな事を僕は思い出したのかわからない。

[メイン] 酒井光宗 : もし、彼女が……最初の部屋の紙切れを書いた少女だとすれば……
ここにいてはいけない、すぐに出ていけと急かしたのだろう?

[メイン] 酒井光宗 : 「……」

皆いなくなっちゃった
家族も友達も。何も出来なかった
ひとりぼっちになってしまったのは、きっと
私への罰なんだ

[メイン] 酒井光宗 : 「…………いや、そうか」
『私への罰』とまで、紙きれを書いた少女……いや、何で僕はこの紙切れを書いた子を少女だと思ってるんだか……

[メイン] 酒井光宗 : 「……」

[メイン] 酒井光宗 : 『私への罰』
そう書ききって、自虐してる少女が
罪の意識を背負わないとは考えられない。これも偏見かもだけど……!

[メイン] 酒井光宗 : なら、すべきことは確認だ。
正しい箱を選ぶ、それだけが目的ではなくなった。

[メイン] 酒井光宗 : 少なくとも、繋げるべきなんだ。

[メイン] 酒井光宗 : あの時であった少女と……、ひとりぼっちの少女を……

[メイン] 酒井光宗 : 光宗は縁の箱の方へと駆け寄ります。

[メイン] 酒井光宗 : 「…………」

[メイン] 酒井光宗 : 「君、なのかい?」
縁の箱を開きます。

[メイン] GM : 緑のマークの箱を開けると
「緑の玉」が2つと、「紙切れ」が1枚入っています。

[メイン] 酒井光宗 : 「…………っ」
縁の玉が二つ。それを見た途端に、胸がきゅっと締め付けられる。
何故だかわからないけれど、おぞましい想像をしてしまう。ちょうど目と同じだ、二つある。

[メイン] 酒井光宗 : 縁の玉を二つ手に取る前に、紙きれに手を伸ばし
そっと見ます。

[メイン] GM : 紙切れにはこう書いてあります
大切なブレスレットなくしちゃった…
私の宝物なのにどこに行っちゃったの…?

[メイン] 酒井光宗 : 「……ブレスレット?」
新たな情報が脳裏をよぎる。ブレスレット───ブレスレット……

[メイン] 酒井光宗 : それは、ここにはないし
最初の部屋にもなかった。

[メイン] 酒井光宗 : 「……あの、イルカの像、かな……?」
それしかない、あるいは……その更に奥の黄色の扉だ。

[メイン] 酒井光宗 : 「宝物は」「正しいものに」

[メイン] 酒井光宗 : 「とにかく、もうこの書斎はこれ以上はなさそうだ……」
青い箱の方も出る直前にちらっと、消えてるかどうかでも見てみます。

[メイン] GM : 箱の上の紙を見ると、「大正解」と変わっている事に気づきます。

[メイン] 酒井光宗 : 「…………これは」

[メイン] 酒井光宗 : 「…………」

[メイン] 酒井光宗 : 「"見られてる"……?」

[メイン] 酒井光宗 : いや、そんなまさか
とも言えない、怪異とはこうやっていつのまにか傍にいるものだ。

[メイン] 酒井光宗 : 縁の玉も二つ持ちながら、ぺたぺたと裸足で床を踏み
書斎を出れば、イルカの像へと近づいていく。
黄色い扉の方も、最初の部屋のような凹みがないかどうかを調べる。

[メイン] GM : 黄色の扉には特に凹みなどはないようですね

[メイン] GM : <POW*5>どうぞ!

[メイン] 酒井光宗 : 何っ

[メイン] 酒井光宗 : ccb<=55 パウッ (1D100<=55) > 97 > 致命的失敗

[メイン] 酒井光宗 : シャンクスありがとうございました

[メイン] GM : 手足が痒くなってきました。
見てみると、手や足に見覚えのないアザが出来ていることに気が付きます。SANc(0/1)

[メイン] 酒井光宗 : ccb<=52 SANc (1D100<=52) > 41 > 成功

[メイン] 酒井光宗 : 「……っ、あっ!? えっ……うわっ……」
思わず驚いて壁に寄りかかり、冷や汗を流す。

[メイン] 酒井光宗 : 腕や足を何度も摩る。痛いというより痒い、間違いない、これはアザだ。

[メイン] 酒井光宗 : いつ? どこで? どこかに体をぶつけたのなんて
鉄の扉の小窓の奥を覗いたときぐらいだ、覗いたときぐらいだというのに

[メイン] 酒井光宗 : 不自然にもこんなアザができるものか?
まさかこれも怪異が持つ要素の一つなのか? 化け物があの鎖を引きちぎるより前に、自分を脅かす何かがあるようだ。

[メイン] 酒井光宗 : 「この緑の玉を使える場所も、わからない……わからない以上は
 とにかく、イルカを調べるしかないな……正しいものに、宝物は
 か……」

[メイン] 酒井光宗 : 「…………」
思慮に耽ろうとするが、『宝物は』のワードが
光宗の手を引いた。

[メイン] 酒井光宗 : 「ああ、そうか……じゃあ……そうだな
 君の宝物は……」

[メイン] 酒井光宗 : プレートに『ブレスレット』と書き足してみます。

[メイン] GM : 書き足しましたが何も起きませんね

[メイン] 酒井光宗 : 「…………あれ……! あ、あはは……
 ……じゃあ、もっと違うワードか……」

[メイン] 酒井光宗 : 「『宝物は』……じゃなくてやっぱり
 『宝物は正しいものに』……ってコトだとするなら
 何かしらの正しい答えを書く必要があるのは、間違いない……けれど」

[メイン] 酒井光宗 : 固く閉じられた口。
光宗の勝手な推測ではあるが、おそらくは……
それを開かせるには正しいワードを書く必要がある、そうに違いない、そう考えた。

[メイン] 酒井光宗 : 赤い瞳は、取ろうと思えば取れるだろう
だがあの瞳のない化け物が脳裏をよぎり、目のない何かに見られたくない感覚が邪魔をする。

[メイン] 酒井光宗 : 「…………ん……」

[メイン] 酒井光宗 : 形的に赤い瞳を抜いた後に緑の玉を嵌める事はできますか?

[メイン] GM : 可能ですね

[メイン] 酒井光宗 : ポケモン赤縁で通信交換します(訳:緑の玉と赤い瞳を交換します)

[メイン] GM : 赤い玉を2つともとり、変わりに緑の玉を入れました。
すると、お腹辺りにあったプレートが白くなり、波打っています。

[メイン] GM : そしてイルカの口が開き、チャリーンと言う音が聞こえました。

[メイン] 酒井光宗 : 「うわっ……なんだこれ!? っととと……!」
尻もちをつきかけるが何とかこらえて、目を恐る恐る開きながら
口を見ます。

[メイン] GM : あなたがその音の方へ目を向けると、そこには金色の鍵が落ちていました。

[メイン] 酒井光宗 : 「ブレスレット……じゃないけど……これは……金色の、鍵……」
恐る恐る手に取る、イルカの口が突然閉じないかどうか警戒しつつ
鍵を手に取ると、黄色い扉へと真っ先に目をやる。

[メイン] 酒井光宗 : 「この場所にいつまでも留まってるわけにはいかない
 ……進もう……」

[メイン] GM : あなたがその鍵を拾った瞬間、凄い音が聞こえ、見るとイルカの像が消えてなくなっていました。
あなたが持っていたはずの赤い玉も無くなっています。
そのかわりに、像があった場所に「緑のブレスレット」が落ちてました。

[メイン] 酒井光宗 : 「!!! はっ……!?」
周囲に視線を送れば、像が消えている事に気づき
虚空に手を振って本当になくなっている事に動揺しつつ、次に手の中から赤い瞳の感触がなくなっているのにも気づき更に動揺
だが、それは下を見た瞬間にブレスレットが落ちているに気づいた事でようやく止まる。

[メイン] 酒井光宗 : 「…………」

[メイン] 酒井光宗 : そっと、ブレスレットを手に取る。

[メイン] 酒井光宗 : 「緑色……」

[メイン] 酒井光宗 : 「そうか、やっぱり……」
そう呟きながら、こくりと頷けば
金色の鍵と、ブレスレットを手に、黄色い扉へと足を運び。

[メイン] 酒井光宗 : 鍵を、差し込み
そして───回した。

[メイン] GM : 金色の鍵を使うと「カシャン」と言う音が聞こえ、扉を開けることが出来るようになりました。

[メイン] 酒井光宗 : ゴクリと生唾を呑み、次に待ち受けるものは何か
好奇心と、そして……肌に残るアザから伝わる、迫る死や恐怖におびえながらも
勇気を振り絞り、道、拓く。

[メイン] 酒井光宗 : ───ガチャリ

[メイン] GM : 部屋に入ると目の前には大きな鳥籠のような檻、その中にはあの少女が1人、何か歌っています。
その奥には光が見えます。あなたは理解します。その光の先には自分がいた世界に繋がっていることに。

[メイン] 酒井光宗 : 「───」

この歌声は、発狂した際に聴いた声、ですか?

[メイン] GM : そうですね

[メイン] 酒井光宗 : 「…………」
ある意味、二度助けられたのだろうか
一度目こそ睡魔に襲われ、気づけば……だが
二度目は、本当に助けられたのだ。

[メイン] 酒井光宗 : 光宗は───……

[メイン] 酒井光宗 : 僕は、鳥籠へと歩を運び

[メイン] 酒井光宗 : 「やっぱり、君……だったんだね」
少女に声をかける。

[メイン] 少女 : 少女に話しかけると、少女は光宗の方を向き嬉しそうに

[メイン] 少女 : 「良かった!!まだ人のままなのね!!」
と安心した表情をします。

[メイン] 酒井光宗 : 「……え、ええっ!?」
第一声がそれ!? しかも人のままってどういう───……

[メイン] 酒井光宗 : ……ああ、そういうことか
鉄の扉の向こうの化け物を思い出し、身震いした。

[メイン] 酒井光宗 : 「ま、まあ、うん……人のままだよ僕は……」

[メイン] 少女 : 「本当に良かった…」

[メイン] 少女 : 「あの光の先があなたの帰る場所よ。早く行って」
すぐに真剣な表情に変わり、光宗に行けと促す。

[メイン] 酒井光宗 : 「…………ありがとう、けれどこれは持ち帰れないな」
そう言うと、光宗はその手にその少女と重なるようにきらめくブレスレットを
籠の中に手を入れる形で手渡そうとする。

[メイン] 少女 : ブレスレットを見て、嬉しそうな表情をする。

[メイン] 少女 : 「それは…私の宝物…!!」

[メイン] 酒井光宗 : 「……良かった、この宝物は君の瞳と同じで……その、綺麗だね」
と目を逸らしながら、ブレスレットを手渡す。

[メイン] 酒井光宗 : 「…………もう、なくさないようにね」

[メイン] 少女 : 「ありがとう!」
受け取ったあと、綺麗と言われたことに少し照れたようにはにかむ。

[メイン] 少女 : 「…うん」
コクリと頷く。

[メイン] 酒井光宗 : 「……僕はあの光に、向かうよ
 けれど……早く行ってって言われたのに、しつこいかもしれないけれど…」

[メイン] 酒井光宗 : 「……君は、その鳥籠から出ないのかい…?」

[メイン] 酒井光宗 : 「それとも……」
出られない、とは口が裂けても言えなかった。

[メイン] 少女 : 「鍵がかかっているから、出られないの」
少し暗い顔をして俯く。

[メイン] 酒井光宗 : 金色の鍵が合うかどうか確かめます

[メイン] GM : 鳥かごには鍵穴などは見当たりませんね

[メイン] 酒井光宗 : 「……!? …………」

[メイン] 酒井光宗 : 「鍵は、ないようだよ……」

[メイン] 酒井光宗 : 「どこにも……」

[メイン] 少女 : 不安そうな顔で、鳥かごの出入り口部分に触れるが、開かない。

[メイン] 酒井光宗 : 「…………」
ふと少しだけ後ろへと下がり、鳥籠全体を見ると
光宗は懐かしい記憶に浸る、といってもここ一年以内の出来事であり
光宗が人生で最初に体験した怪異のことだ。

[メイン] 酒井光宗 : その怪異とはトラウマの具現化。
そしてそのトラウマを受け入れなければ、人として成立しないようになり人ではなくなっていく、そんな恐ろしい怪異。
だが光宗はそれを受け入れた、が、それを光宗を独占しようとする友人が閉じ込めた。

[メイン] 酒井光宗 : そう、こんな風な『鳥籠』の中に……。

[メイン] 酒井光宗 : 「……」
茶色い切れ端をポケットから取り出す。

[メイン] 酒井光宗 : 「それは、君がひとりぼっちになった事を自分で罰だと思い込んでるから
 じゃないかな……」

[メイン] 酒井光宗 : 紙切れを、少女に見せる。

[メイン] 酒井光宗 : 皆いなくなっちゃった
家族も友達も。何も出来なかった
ひとりぼっちになってしまったのは、きっと
私への罰なんだ

[メイン] 酒井光宗 : そう書かれた紙切れを───……。

[メイン] 少女 : その紙切れをじっと見る。

[メイン] 酒井光宗 : 「教えてほしいんだ、急げと言われても
 僕はあの光にはすぐ向かえない、あの光に迎えられるより前に
 君が罰だと思い込んでいる、何かを、教えてほしいんだ」

[メイン] 少女 : 「…私、一人で外の世界に来て、それで戻れなくなっちゃったの」
ぽつりぽつりと言葉を続ける。

[メイン] 少女 : 「だから、ここに囚われてるのはその罰なんだと思うの」

[メイン] 少女 : 「でも、あなたはここにいる必要はないから、姿が変わってしまう前に、早く元の世界に…」

[メイン] 酒井光宗 : 「……!」

[メイン] 酒井光宗 : 「罰は、たしかに受け入れるものだけど
 けれど……こんなの罰ですらないよ! こんなのただの拷問だ……!」

[メイン] 酒井光宗 : 「君は、ひとりぼっちになる事も罰の一つだと思っているのかい?
 なら……僕は君と友達になってみせる! それどころか
 命の恩人としてずっとずっと忘れないでいてみせるさ!」

[メイン] 少女 : 光宗の言葉に俯いていた顔を上げる。

[メイン] 酒井光宗 : そう声を張り上げながら光宗は
諦めない、と言わんばかりの眼差しを見せる。
それは、本当に嘘偽りもない

[メイン] 酒井光宗 : 『必ず救う』の四文字が映し出されたかのような、真剣な眼差しだった。

[メイン] 酒井光宗 : 部屋全体に目星します!(うわあり!)

[メイン] GM : どうぞ!

[メイン] 酒井光宗 : ccb<=80 ここで失敗したらウソップを殺す (1D100<=80) > 20 > 成功

[メイン] 酒井光宗 : 成功したのでヤソップを殺す

[メイン] GM : 壁に長方形の機械のようなものが埋まっていることに気がつきます。

[メイン] 酒井光宗 : 光宗はその機械に駆けよって、調べます。

[メイン] GM : 画面には「答えますか?」と書かれており、「はい/いいえ」と書いてあります。押すことが出来そうです。
その下には白いプレートが埋め込まれています。

[メイン] 酒井光宗 : 「…………これは……」
おそらく、はいと答えたら
質問が表示されるのだろう、そして白いプレートに……指をなぞり、答えを出さなければならないのだろう。

[メイン] 酒井光宗 : 「…………」

[メイン] 酒井光宗 : 「ねえ! ……」
鳥籠の少女に向かって振り向くと、万年筆を取り出し。

[メイン] 少女 : その声に、光宗の方をゆっくりと見つめる。

[メイン] 酒井光宗 : 「君の名前は……なんだい?」
突拍子もないかもしれないが、けれど
おまじないのような形で、名前を聞きたくなった。

[メイン] 酒井光宗 : それは、確実に救って
一緒にあの光へと向かってみせる、その裏返しでもあった。

[メイン] 少女 : 「私の、名前?」
少し不思議そうな表情を見せたあと

[メイン] 少女 : 「私はアイシャ。アイシャ・メルクロア」
そう笑顔で答える。

[メイン] 酒井光宗 : 「A.M……そうか、やっぱりイニシャルだったんだ
 君はイルカが好きなのかい?
 僕は……ペンギンが好きな……」

[メイン] 酒井光宗 : 「えっと……」

[メイン] 酒井光宗 : 「酒井、光宗! よろしくね!」
と、これまた突拍子もなく自分の名前を教える。

[メイン] アイシャ・メルクロア : 「酒井、光宗…それがあなたの名前なんだね」
コクリと頷く

[メイン] 酒井光宗 : 「うん! だから……アイシャさん
 待ってて……ね!」

[メイン] 酒井光宗 : 「はい」に躊躇なく、指で触れる。

[メイン] アイシャ・メルクロア : 「…うん!」

[メイン] GM : 押すと、画面が真っ白になり、「はい/いいえ」と書かれたスイッチが機能しなくなったと思うと画面が点滅し、問題が3つ出てきます。

[メイン] 酒井光宗 : (……! やっぱり来たか……!)

[メイン] GM : Q1「あの子の宝物は?」
Q2「あの子の名前は?」
Q3「彼とは?」

[メイン] 酒井光宗 : 「彼……彼、か……」
ふと振り返ると、誰が見ても照れてるような顔をしながら。

[メイン] 酒井光宗 : 「あ、アイシャさんって、そ、そ、その……彼氏とかは……?」

[メイン] アイシャ・メルクロア : その質問に、ふるふると首を横に振る。

[メイン] 酒井光宗 : 「そ、そうかぁ……」
とにかく、Q1とQ2にはそれぞれイルカの像で書いた物と全く同じ『ブレスレット』を
そして───Q2には、彼女の名を、「アイシャ・メルクロア」の名を記した。

[メイン] アイシャ・メルクロア : その様子を期待を込めた瞳で見つめている。

[メイン] 酒井光宗 : 「Q3……彼っていったい何だ……
 彼に映る……わたし……月は黄色……扉、扉の事か?
 最初の……けれど、木製の扉? まさか、そんな……じゃあ何だ」

[メイン] 酒井光宗 : 「空? ……そうだ、空なら
 あなた……太陽、そして月が浮かんでいるし……それにセットだ
 綺麗に……空だ、きっと……そうだ……そうに、違いない……」

光宗は、プレートに指でなぞろうとすれば

直前で止まる。

[メイン] 酒井光宗 : 「…………映る」

[メイン] 酒井光宗 : 「月が、映るって
 空にある月なら、浮かぶって方が適切じゃあないか?」

[メイン] アイシャ・メルクロア : じっと、光宗の答えを待つ。

[メイン] 酒井光宗 : 「映る? 月が映るってなんだ? まさか僕の名前?
 いや、そんな───僕じゃなくたって解けるものじゃあないと
 よくわからないけど…この異空間を用意した誰かは不公平、じゃあないか」

[メイン] 酒井光宗 : ふと、アイシャの万年筆に目を落とす。

[メイン] 酒井光宗 : 「…………」

[メイン] 酒井光宗 : 深い深い青。
淡い青の空間。イルカ。イルカの像。
…………

[メイン] 酒井光宗 : 光宗は、連想ゲームの末に
脳裏に引っかかった、たった一文字を

[メイン] 酒井光宗 : プレートに記した。

[メイン] 酒井光宗 :  

[メイン] 酒井光宗 : 『海』

[メイン] 酒井光宗 :  

[メイン] GM : 3つ全てに答えを記すと、檻の鍵が開く。

[メイン] 酒井光宗 : 「!」
振り返れば、もう画面に『大正解』と書かれていようがお構いなしに
アイシャの方へと駆け寄る。

[メイン] 酒井光宗 : 「アイシャさん!」

[メイン] アイシャ・メルクロア : びっくりした様子で、光宗の方を向き、鳥かごから出て同じように駆け寄る。

[メイン] 酒井光宗 : 「良かった……! 本当に良かった……!」
アイシャが鳥籠から出たのを見て、近くまで駆け寄ると思わず膝をついて
喜びからか涙を流しながら、それを手の甲で拭く。

[メイン] アイシャ・メルクロア : 「出してくれてありがとう、光宗くん」
その場にしゃがみ込み、光宗と視線を合わせる。

[メイン] 酒井光宗 : 「ううっ……ぐすんっ……
 ───こちらこそ、ありがとう……ぼ、僕が出したのに、変な話かもしれない
 けれど……君の万年筆があったから……僕も思い出せた……
 月を映すもの……月にとっての鏡……『海』……」
こくり、こくりと頷きながら立ち上がれば

[メイン] 酒井光宗 : 「本当に、ありがとう、これも……返すよ」

[メイン] 酒井光宗 : 「これだって、君の宝物だから、ね」

[メイン] アイシャ・メルクロア : 「…あ、その万年筆…でも、いいの?」

[メイン] アイシャ・メルクロア : 「私を助けてくれたお礼に、あなたに持っていて欲しい」

[メイン] 酒井光宗 : 「……えっ……いいの? これは……
 …………うん、わかった……ありがたく受け取らせてもらうよ
 ただその代わり……」
ぎゅっと、アイシャの手を握る。

[メイン] 酒井光宗 : 「外に出たら、ぼくがペンギンの万年筆を見つけて
 その……プレゼントするよ!
 ……あっ、えへへ……さっきも言ったけど、好きなんだ……ペンギン……」

[メイン] 酒井光宗 : なくした荷物の中にも、ペンギンのぬいぐるみを入れてたほどだから……。

[メイン] アイシャ・メルクロア : 握られた手の温かさに頬を緩ませる。

[メイン] アイシャ・メルクロア : 「ありがとう。ペンギンの万年筆、楽しみにしてるね」

[メイン] 酒井光宗 : 「ああ、きっと! ……(でもあるのかな……ペンギンの万年筆、って)」
と、ちょっと不安になりながらも手を繋いだまま。

[メイン] 酒井光宗 : 光の先へと───一歩一歩、歩を運んでいく。

[メイン] GM : 少女と共に光の先に進んでいくと、温かいものに包まれるようなそんな気持ちになります。

[メイン] アイシャ・メルクロア : 「あのね……」
歩いている途中に光宗に話しかける。

[メイン] 酒井光宗 : 「……どうしたんだい? アイシャさん……」

[メイン] 酒井光宗 : もう約束は途中で出来る限りはした
といってもペンギンの万年筆の事だけだけど

[メイン] アイシャ・メルクロア : 「私の宝物、探してくれてありがとう。私をあそこから助けてくれてありがとう」

[メイン] アイシャ・メルクロア : 「さっきの約束も嬉しかった…けど」

[メイン] アイシャ・メルクロア : 「ごめんなさい。ここでお別れしないといけないみたい」

[メイン] 酒井光宗 : 「───え……」

[メイン] 酒井光宗 : 「どうして……だい?」

[メイン] アイシャ・メルクロア : ゆっくりとアイシャの足を見るように促す。

[メイン] アイシャ・メルクロア : 少女の足は、足ではなく魚の尾ひれのようなものに変わっていました。

[メイン] 酒井光宗 : 「! ……えっ……!」

[メイン] 酒井光宗 : 「き、君は……アイシャさん! ……人魚、だったのかい?」

[メイン] アイシャ・メルクロア : コクリと頷く。

[メイン] アイシャ・メルクロア : 「これで私も皆の元に帰れる、これでひとりぼっちじゃなくなるんだ、本当にありがとう」

[メイン] 酒井光宗 : 「…………そうか、じゃあ……お別れ……
 ううん、いや……君は元の場所に帰るだけ、なんだ
 これはお別れじゃないよ、きっと」

[メイン] 酒井光宗 : 「…………」

[メイン] 酒井光宗 : こくりと頷き。

[メイン] 酒井光宗 : 「また会おう」

[メイン] アイシャ・メルクロア : 「…うん!」

[メイン] アイシャ・メルクロア : 「姿が見えなくても、私のこと忘れないでくれると嬉しいな…!私はあなたの幸せをずっとずっと……!!」

[メイン] GM : そう少女が言うと光は強くなり、目も開けられないほどに輝き始めます。

[メイン] GM : あなたは薄れゆく意識の中で

[メイン]   : 「どうか、幸せに……」

[メイン] GM : と言う少女の声を聞き、あなたは意識を手放しました。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 目を覚ますとそこは白い天井、ベッドの上でした。

[メイン] GM : あなたは遊園地の出口の近くで倒れ、病院に運ばれたそうです。

[メイン] GM : あなたが先程のことを夢だったのではないかと思い始めた時、あなたが手に万年筆を握っていることに気が付き、夢じゃ無かったのだと確信します。

[メイン] GM : そして、あの少女を思い出し、あなたは喜びに笑うのでした。

[メイン] 酒井光宗 : 「───……」
『A.M』のイニシャルを見て、光宗は涙を流しながらも
目を瞑り、出来る限り、満面の笑みを浮かべた───……。

[メイン] 酒井光宗 : (ペンギンの万年筆、買っとかないとな)

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 数日後の休日、
あなたはあの遊園地の近くにある海に遊びに来ました。
真夏の暑い日というのもあって周りには人、人、人、人混みで溢れている。

[メイン] GM : 暑い日差しを受けながら人ごみの中あなたは砂浜を歩く。

[メイン] GM : その中であなたは太陽の光照らされ、キラキラと輝く銀の髪を

[メイン] GM : 両親と思われる2人の間に立ち、2人に手を引かれながら歩くその姿

[メイン] 少女 : その顔に浮かぶのは幸せそうな笑顔を見ます。

[メイン] 酒井光宗 : 「───あ……!」

[メイン] 少女 : ふと彼女がこちらを振り向く、あなたは彼女と目が合うでしょう。

[メイン] 酒井光宗 : 「……アイシャさん!」
その時、思い出に浸るように
手に持っていたペンギンの万年筆を落とし、万年筆が転がっていく。

[メイン] ペンギンの万年筆 : ころころ……

[メイン] 少女 : 彼女がそれを拾い、満面の笑顔で感謝をあなたに見せたかと思うと、人の波が暴れだし磯の香りが鼻につく、そして少し目を離した
その次の視界には、彼女達の姿はもうどこにもありませんでした、
しかし、どこかで彼女の「ありがとう」が聞こえたようなそんな気がするのです。

[メイン] 酒井光宗 : 「…………」
少しだけ周囲を見渡そうとするが、ふと聞こえた気のする声に

[メイン] 酒井光宗 : いや……

[メイン] 酒井光宗 : 『聴こえた』よ

[メイン] 酒井光宗 : 「こちらこそ…………ありがとう」

[メイン] 酒井光宗 : 「また、会おう」

[メイン] 酒井光宗 : 口癖のようにそう呟いて
友人の下へと駆けて行った───そして開口一番、光宗はこう報告した

[メイン] 酒井光宗 : どこに行ってたんだ、そう言われ

「友達のところに」

と───……

[メイン] 酒井光宗 :  

[メイン] GM : 海には目の奥までも射し込むような太陽がその彼に反射しさらに光を増している、
真っ白になった月が負けたことを悔やむようにただただ静かに佇む。

[メイン] GM : あなたは彼女の自分達の幸せを願い、思わず口角を上げ、笑うのでした。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : シャンクトゥルフ
「人魚様の宝物」

[メイン] GM : ED1 HAPPY END

[メイン] GM :

[メイン] GM :

[メイン] GM :